2010年1月24日日曜日

閑かなる生活

閑かなる生活。
決して、物音一つしない生活を望んでいるわけではない。
物音一つ、雑音の微塵も無い生活をするには、絶海の孤島にでも行くしかないだろうし、多分、そんな日常だったら頭がいかれてしまうだろう。

ただ、強烈な衝撃音が日常的に起きる環境だけは勘弁して欲しいだけなのだ。


家賃が3万そこそこで住まわせてもらっているから文句も言えないが、それにしてもここは遮音性が劣りすぎている。木造のアパートかと思えるほどの音伝搬性に優れている。わざととしか思えないような、音の響き具合なのだ。
一応、鉄筋コンクリート造りであるのだが。WRC工法というやつらしい。軽量鉄筋でもここまでは響かない。


それに付け加え、訳あり世帯が多いのだ。我家を含めてだが。


今度、引っ越してこられたご家族。
親子二人という話だったが、なぜか夜中に男が出入りなさっておられるようだ。
昨晩、階段を大声を出しながら昇っていったと思ったら、今度は床に身体をたたきつけるようなリズムを刻む音が響く。ドンドンドン・・・・。30分ぐらい。
それが終わったと思ったら、今度は深夜1時過ぎにシャワーの音。

誰しもが想像しちゃうよねっ?


昼間は昼間で、下の階の外人サン家族がバスを効かせたラテンのリズムを、ウーハー全開で3時間ほど。



3年前、こんな五月蝿いと思った事はなかった。
たしかに、自分の視力低下が進んで、音で物事を判断する機能が付加されてきたのは確かだが、それにしても…。


今、私が絶対に手放せないものが3つある。
一つは、生命を維持するために必要な8種類の薬たち。
二つめは、昼間に装着している、人の声は聞こえるが、低音はカットしてくれる耳栓。イヤーウイスパーとかいうやつで、これは人の声が良く聞こえるが、バスドラとかの低音振動音とか、金属のこすれるような高音だけをカットして減衰してくれる。ちょっと高かったが重宝している。

そして三つめは、やはり耳栓なのだ。こいつはあらゆる音を減衰してくれる。いってみれば、耳の穴を完全に塞いでしまうシリコン樹脂製の耳蓋なのだ。子供達が外の公園で大声を張り上げてサッカーをしている音も、こいつを装着するとまったく気にならないぐらいまで減衰してくれる。ただし、コイツをつけていると携帯の着信音や、玄関チャイムの音すら聞こえず、生活をするには不向きな物だ。
だだし、こいつがないと夜、怖くて眠れぬようになってしまった…。
元々不眠症傾向(現在はだいぶ改善してきた)があるので、就寝には睡眠薬を二種類ほど服用している。ただ、睡眠薬と言っても睡眠導入剤というやつなので、寝付きを良くする効果が主な役割だ。
睡眠薬を飲んで寝ている時、無理矢理起された時の不快感は、『この世の全てを消し去ってやりたい…。』とさえ思うくらいなのだ。48時間、徹夜で麻雀をやって仮眠中に起されたくらいに不愉快なのだ。


その恐怖が再び心に覆い被さってくる。


俺、ノイローゼか?って親権に悩む事すらあるくらい。(苦笑)


なんとか不景気を脱し、防音効果抜群の部屋か、田舎でも良いから一戸建てにて生活したいというのが私の今年の目標(野望)である。

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