2009年10月9日金曜日

娑婆

病院に入院する事が度々ある。
こんな事を言うと、「すっごく不健康か、メンタル的に危ない人」だと思われそうである。
が、本人が思うには、「メンタル的には至って健康であり、身体的には普通」だと思っているのである。ただし、普通=健康ではなく、普通=致命的症状がない という事であるが。

持病を自覚し始めて12年。年々とカルテに書き込まれる病名が増えつつあるが、本人は大使的にしていない。なぜならば、「あきらめと開き直り」をモットーとしているからだ。いちいち気にしていたらメンタル面でも重症化してしまうからだ。身体的不健康は自分自身にダメージをあたえるだけだが、メンタル的不健康は他人様にもダメージをあたえてしまう可能性がある。極力避けたい。
考えても解決策など無いのだから、考えてダメージを受けるのは損である。だから考えない。流されるのだ。お医者様の言うとおりに入院するのだ。入院してお医者様の治療方針に沿って、入院生活を送るのだ。

喫煙以外はだけど…。


そう、入院して困ったのは喫煙なのだ。入院食とかテレビとか携帯とかは全然苦にならないが、喫煙のみが生活面でのネックなのだ…。
病院は全面禁煙であり、また、喫煙場所などもない。病院の敷地内全面が禁煙なのだ。
晴れた昼間は良かった。散歩がてら喫煙をしに行けばいい。今回は自覚症状がないから歩き回るのに苦はない。

夜と雨が降ると地獄なのだ…。
守衛さんに
「外は大雨だよ?今日は我慢した方が良いんじゃない?」
と諭されても強行に喫煙しに行くのだ。ずぶ濡れになりながらも…。


喫煙さえ出来ればいつまでも入院していても良いとさえ思う。
いや、入院費を考えるとそれは嘘になるが、入院生活は嫌ではない。
私の自宅よりも静かだし、食事の準備がいらない分、楽である。
採血などの検査も慣れてしまったので苦にならないし、注射針を刺されるのも嫌悪感はない。

喫煙が出来ない事だけが入院生活を地獄にするのだ。


ここまでニコチン中毒だと自分でも呆れる。
病気のためには禁煙をした方がよいのだが、禁煙をするぐらいならば死んだ方がマシなんて言ってしまうれほど喫煙にこだわってしまう。


やはり煙草は麻薬と同じなのかもしれない。
なるべく早期に決別した方がよいのかもしれない。

そう思いながら煙草を一服すると、何故か心が落ち着くのだ。


やはり煙草はやめられそうにない。


そして、自由に煙草を吸える自宅はよいと感じてしまう。

いくら騒音が酷くても、私を酷使する家族がいてもだ。

 蛇足
下の外人さん家族が増殖していた。
私が入院するまでは四人家族だったのに、帰ってきたら子供が3人増え、大人が1人増えていた。
走り回る音が…。子供が悲鳴をあげている…?

団地には色々な生態を持った人が、色々な生活パターンで、色々な事情を持って生活しているのだと、あらためて感じたのでした。

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