2009年11月23日月曜日

パニック

某駅のトイレにて。

ある用事のため、朝早くに某駅へと向かった。
休日はバスの始発が9時過ぎという劣悪な環境に住んでいるため、タクシーにて駅へ向かう。
駅へ着くと、なにやら腹具合がおかしい。朝飯として食べたサンドイッチが良くなかったのか、腹がゴロゴロと言い出した。
しかたなく、駅のトイレへと入ったわけだ。

駅のトイレにはトイレットペーパーが無い。入り口に販売機が置いてある。もちろん、私はいつもバッグの中に水に流せるティッシュペーパーを装備しているので買わずに入った。

用を済ませ、しっかりと後始末して後、水を流して個室から出ようかと思ったら、隣の個室から声をかけられた。早朝の駅のトイレで声をかけられるなんて滅多にない珍事だ。
何事かと身構えつつ、とりあえず返事をすると、どうやらトイレットペーパーをわけて欲しいということらしい。隣の個室に入った人はペーパーを持たずに個室で用をたしてしまったようだ。
それはお困りでしょうと、残りのペーパーを隣の個室へ投げ込んでやった。

私は手洗いをしてトイレから立ち去ろうとすると、隣の個室が開いて人が出てきた。
「どうもありがとうございましたっ!」
そういって出てきたのは…。

スカートをはいているっ?!
髪の毛が長いっ?!
あれっ?!女の人っ!?ここは男子トイレだよねっ?俺、間違えて女子トイレにでも入ってしまったのかっ?
一瞬、頭の中が真っ白になりました。俺、慌てていて、間違えて犯罪行為をしてしまったかもしれない…。やばい…な…。


って、よくよく出てきた人を観察し、冷静に声を聞いて判断すると、女性ではなくて
女装した男だったっ!!!
しかもっ!間違ったゴスロリっ!!
更に言うと、どう見てもオッサンっ!!!


別の意味で怖くなったので、私は慌ててトイレから出ました。そして切符を買い、ホームへと逃げるように急いだのです。


今日一日、何をしていても頭にうかんでくるのは、ひらひらのスカートをはいて、赤い靴を履いた50歳ぐらいのオッサン(顔は異常に白かったと思う)でした…。

0 件のコメント: