2012年1月22日日曜日

自分はビビリだと感じている。そう感じて、ちょっと落ち込んだりしている…。

病は気から


よく言われるが、これは一般的な人が言う分には支障ないのだが、私はちょっとばかり東洋医学を学んでしまったが故、深く忌みを考えすぎて使うのを躊躇ってしまう。

病は気からの【気】とは、気血の気であり、決して気分や気持ちの気ではない。
気血のうち、気が乱れて血脈を滞らせて病は発するという東洋医学的考えでいくと、やはり気脈を整えるためには身体各所の臓腑や経絡経穴を調整するしかない。決して、プラス思考にしたって病は治らないのだと…。

だけど、気持ちが落ち込むと病になりやすいって言うのは現代医学では実証されているらしい。
神経性とか冠がついている病気は腐るほどあるし、心療内科という新科目も世間に認知されている。
精神的な負担が原因で生じた病であっても、その原因となった精神負担を除去しただけでは完治しないだろう。器質的変化をともなう病変ならばなおさらである。精神負担は懸飲のトリガーであり、真の原因は他に存在するのだと。
そういうわけで、〔病は気から〕と言う言葉は正確ではあるが、〔気を正せば病無し〕とはならない。そう、不可逆的なのだ。

えぇっと、私は今、とっても気分がブルーでマイナーでセンチメンタルでダークサイドなのだ。
適当にマイナスワードを並べたが、これても言い表せない不安感を感じている。不安感というか、恐怖感というか…。

昨年、一大決心をして手術して、まるっとみごとに失敗した2回の手術。
その失敗しただけならば赦せるかもしれなかった手術の後遺症が徐々に現れ始めたのだ。
これは手術の後遺症と言い切ってしまうと執刀医に申し訳ないかもしれない。微妙に違うかもしれないが、誤解を覚悟で書き留める。

食い合わせみたいなもの
予期せぬ3コンボ炸裂
みたいな物なのだろう。

腹の傷は思ったよりも小さく消え、殻の中に残ったものも上手く邪魔せずにおさまってくれている。ただし、なんの効果も利益もない、ただの血管と腹膜が少しずれただけのものとなった。なんの障りもないので良しとする。この施術は『ある程度の危険性はありますが…』と説明されていただけに何事もなかったのでラッキーとさえ思える。失敗したけど…。
問題なのは手首の方である…。
何の下調べもせずに手術開始され、局所麻酔なので耳には執刀医の喋る声が近距離で聞こえてくる。元々、麻酔系が効きにくい体質なので、やはり痛みを我慢しながらの手術だった。その痛みをこらえる脳細胞を刺激する執刀医のぼやき…。
『なんだよぉー。細っせーなー、血管…。だめかもなぁ…。』
なんて事を必死になって脳フィルタフルパワーでこらえた2時間の手術だった。
まぁ、施術している間に失敗するって感じてたけど、やっぱり失敗だったわけだ。

それでも仕方がない。私の体質というか、構造上の問題なのだから。私の動脈が女性の半分しかないという特殊な例たったのだから、執刀医の責任ではない。誰も悪くない。悪いとすれば、私の身体を切経ミスした神様が悪いのだろう。そういう事にしておけば、誰も責めずにすむ。神も許されるだろう…。

で、もう諦めて、『残りの人生、動けるだけ動いて、死ぬ時はおとなしく土に還ろう…』と決心したわけだ。
決心した理由の一つは、私の病と腎臓病の末路を統合的に判断すると、『最後は意識朦朧となり、あまり苦しまないですむ』事がわかったからである。なにせ先例をしっかり私の目でみているのだから確かである。私の親父殿の最後は比較的に安らかだった。
そう思っていたからこそ、なにも気にせずに『競馬がどうの、アニメがつまらんだの』と戯けた事をブログに書いていられた。体調が悪くても、それほど痛いとか苦しいという事はなかったからでもあるが。
それが最近あらわれた症状がとっても質が悪いのだ…。

まず、利き手である左手が上手く使えなくなった。
これは切り開いた左手首の硬化によるものらしい。やはりなぜかしらぬが、左手首の傷だけが微妙にはっきりとしていて、しかも、血管が微妙に気持ち悪く浮き出ているのだ…。見た目も悪いが、機能的に言う事を聞いてくれないのが困る…。茶碗ぐらいのものならば大丈夫なのだが、それ以上の大きさの物を持とうとするとするっと手から抜け落ちてしまうような変な感覚なのだ。

医師の説明によると、
『橈骨動脈にバイパスをつけた部分が肥大化して手根管症候群のような症状を示しているかもね…。まぁ、時々あります。大丈夫です、はい。』

大丈夫じゃねぇーよっ!

次に現われたのが痛みと痺れである。これが不思議な事に、左手だけではなく、左右の両手に現われた。この痛みが困るのだ…。
夜、眠っていると激痛で目が覚める。いや、正確に言うと目が覚めてはいない。睡眠薬で寝ているので、半覚醒状態となり、夢遊病のような行動を取ってしまうらしいのだ…。
朝起きると、何故か枕元に痛み止めのケースと、鎮痛クリームが放置されている。そして手はベトベトと鎮痛クリームが塗られているのだ…。そして必ず家族に怒られる。夜中にキッチンで私がゴトゴトと何かをやっているらしいのだ…。
これには精神的にもまいっている…。記憶にない事を責められたりするのだ。

そういうこともあり、この原因を調べた所、左右の上腕動脈が肥厚しているという結果となった。原因は、そう、私の持病の服用薬と腎臓機能を守るための薬のノ見合わせが悪かったのかもしれないという微妙に確定出来ない原因なのだ。

原因がわかってしまうと困る事もあるよね、社会にはさ…。

とりあえず、その流れの悪くなっている末梢動脈をひろげるためのカテーテルをやるらしい。

いまはそれが怖くて怖くて…。

いま、精神的に負荷がかかって、もの凄い便秘中…。
もうどうにでもしてと開き直れない気弱な今日この頃です。

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