2012年1月24日火曜日

ミカン缶

とっても食欲不振…。
便秘が解消されたと思ったら、今度は節食停滞である…。

こんな場合でも、食事制限が祟るのである。

最低限のカロリー摂取しようと栄養補助食品を購入してくれば、摂取してはならない栄養分やミネラルが多量に含まれていたりする。これは致し方ない…。
仕方なく材料買って自炊しようと思ったけど、栄養不良のせいなのか眩暈がしてキッチンに立ってられるリミットは3分である。ウルトラマンの切羽詰まった気持ちが理解出来る強固の頃である。
栄養取るための行動が、栄養不良のために行えないという情けなさ…。

ああ、やはり結婚しておけば良かったなぁと、微妙に半生を反省したりしたり…。

缶詰


栄養不良の時、よく利用するのが缶詰である。
缶詰は調理しなくても簡単に食せるし、それなりに美味いし、賞味期限も長くて保尊も楽である。ちょっとスペース取るのが難点ではあるけど。値段が安いのも魅力。
保存食として常備しているのが、鯖缶と牛肉の大和煮と鰯の味噌煮缶などの惣菜系と、桃やミカンなどのフルーツ系である。

『レトルトの方が便利じゃないの?』
とよく言われるが、確かにレトルトは便利なのだが味の方面に違和感を持っていたりする。お粥とかカレーなどの定番レトルトは良いのだが、やはり惣菜系やフルーツ系の物はレトルトよりも缶詰の方が美味いと思っているのだ。これは個人的な味覚の問題なのだろうけど。
確かに缶詰は食した後、缶の処分が面倒である。面倒ではあるが、やはり缶詰が良いのである。

それで缶詰なのだが、その缶詰もちょっとだけ不満が出てきた。
最近の缶詰、世間様の流行なのか社会的嗜好の変化なのか、どうにも『低カロリー、低塩分、低糖分』と何でもかんでも薄く低くなっているのだ。どうにも味気ないし、物足りない…。

今回もこの低カロリー流行で困っているのだ。
食欲無くて栄養不足解消しようと、いつもの通りにミカン缶を食す事にした。
このミカン缶、私にとっては『病気の時、食べる物』と定義されている。口当たりが良いし、カロリーもそれなりに取れ、気分的ではあるがビタミンも摂取出来そうという身体にも心にも良いのである。気分的にではあるけど。

昔のミカン缶、110グラムの小さなやつでも200キロカロリーはあったのに、今のはごろもフーズの110グラムミカン缶はたったの79キロカロリーぐらいしかないのだ。これではいくら口当たりが良くて食欲不振でも食べれるとはいえ、最低摂取カロリーを維持するのには20缶ほど食さねばならない。もっともミカン缶だけでカロリー摂取するヤツなんていないだろうけど…。

私は今、必死になって昔のミカン缶を探している。近所のスーパー3軒は調べたが、どこもレトルトと低カロリー低糖分のミカン缶しか置いていなかった…。あの懐かしい、ドロッとした甘さのシロップにどっぷりと漬かったミカン缶が食べたいのだ。
ちょっと前になるが、親父殿の23回忌に親戚があげてくれたフルーツ籠の中にあった古いデザインのミカン缶を食べたのが妙に生々しく記憶に残っている。あの味をもう一度確認したいのだ。

そんな事を考えながら、今日もボソボソとミカンと桃のフルーツ缶を食べるのだ。

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